ハイクオリティー ラブラドライト ルース
2019年7月20日
前々回のブログにも投稿しましたが、またラブラドライトです。
とにかく良いクオリティーのルースが取れたので紹介しておこうと思います。
ラブラドライトではない違う種類の石のように見えます。
此方はマダガスカル産で2度目の購入です。
前回に海外の展示会で購入した取引先に、とにかく良いクオリティーの原石をお願いし送って貰いました。
数ある原石の中に一際目立つストライプの物が有り綺麗だったので、
加工の際に最後に回した。
ラブラドライトは自分なりの分類としては3種類にわかれる。
まずカナダ産(一般的)などの青いもの、
そして、フィンランドで採れるドス黒い母岩に強い虹色が特徴的なスペクトロライト(高価)。
そして比較的最近マーケットに出回り出したマダガスカル産です。
今回のマダガスカルは母岩は見た目カナダ産とほぼ変わらず、若干色が薄い。割合的に少ないがスぺクトロライトの様に多色のラブラドレッセンスを持つ物も幾らか取れるので、言わば前者2つを掛け合わせたハーフ的な位置付けと考えている。
カットして驚いた。
見てお気付きと思うがカン(割れ)が存在しない。
通常どの種類のラブラドライトも劈開性と言い多くのひび割れが存在し、
見た目は沸いてひび割れた田んぼの表面のように無数のクラックが入っている。
あまり薄くスライスしたりするとそこが割れてしまう。
サイズは2センチを超える大きさで肉眼でひび割れは確認できない。
整たストライプだけでも希少性が有るのだがプラスで紫やピンクのレアカラー
しかもこの大きさで無傷です。
ここまでくると貴石的?奇跡的です。どちらでもOK とにかくこの様なハイクオリティーに出会った事が無かったのでご紹介しておきます。